――旧騎西町にて40年ほど前に開業
私の父が40年ほど前に開業して、不動産会社として始めたんですね。当時はまだ売買仲介専門でやっているようなかたちでした。賃貸管理というもの自体あまり浸透していないころなので、売買中心でやっていたような形になります。その後で大手ハウスメーカーや地元企業がアパートを建てていきましょうというような流れがありました。その建てたアパートを管理するというところで、初めて賃貸管理業っていうものに入っていきました。だいたい30年くらい前のバブルの絶頂期という時代でしたね。
――工業団地に入られる会社様向け集合住宅を
この辺の旧騎西町は本当に何もまだなくて集合住宅がそもそもあんまりなかったんです。工業団地ができるというような時で、その入ってくる工業団地の会社さんが「社宅を作ってくれないか?」という相談あったのが一番スタートみたいでして、「じゃあアパート建てていこうか」っていうような形になったみたいです。
――昔は不動産業界で賃貸管理業が珍しかった
当時は不動産売買仲介業がバブル時だとやはり動く金額的に大きいので、賃貸管理業のその管理料をもらうということ自体があまり浸透しない時代だったんです。逆に安定収入という意味で管理業にシフトしていったんです。私が酒巻不動産に入ったのは15年ぐらい前、一度サラリーマンやって不動産業者に勤めてからこっちに帰ってきた感じですね。3、4年一緒にやって、10年前に現在の場所へ事務所を新しく出して、私が代表になったような形です。
――加須市騎西(旧騎西町)の街の不動産会社として
賃貸管理をやっておりますと地域に看板がやはり多く出るので、人の目に触れるのは多いです。「酒巻不動産という会社があるよね」くらいには多分浸透はしてるとは思います。
――加須市内の地元不動産会社で協力体制を
旧騎西町だけでなく、おそらくどんな中小企業もそうだと思いますが、やはり管理業者としての大手がやはりだんだん増えてきています。それもあって加須市の地元で元々やっていた不動産屋さんとの連携も最近は増えているかもしれません。お客さんをご紹介したり、情報を共有したり、昔は不動産屋同士であまり横のつながりってなかったんですが、今は連携が増えています。地域に根ざす者として協力して行くという形ができてきていると感じます。